学会の懇親会でいつも「ぼっち」のぼくが、セルフブランディングしたおかげで脱ぼっちできた話

学会とかセミナーの懇親会に出席しても、誰とも懇親せずに、ひたすら飲んで食べて、とぼとぼ帰宅することがパターンになっている人いませんか。

ぼくです。

いったいどうしたら、懇親会で脱ぼっちできるんでしょうか。

※とってもどうでもよい補足情報ですが、この記事は、実在する謎の薬剤師Xさんに聞いたお話とアドバイスをもとに作成しました。

登場人物

やっくん
薬剤師。学会に熱心に通うも、懇親会でいつもぼっちなのが悩み。SNSに流れてくる楽しそうな写真をみながら、いつか脱ぼっちしてやると心に誓っている。

 

謎の薬剤師X
風のように現れて風のように立ち去る薬剤師業界のご意見番。顔出しNG。

 

あゝ、今日も安定のぼっち

やっくん
今回の学会の懇親会も、ぼっちだったなあ。
でも、いいもんね。
おかげでビュッフェの料理、端から端まで制覇したもんね。
謎の薬剤師X
そこのお主、お困りのようじゃの。
やっくん
うわっ。
謎の薬剤師X
わしが、薬剤師業界でウワサになっている、謎の薬剤師Xぢゃ。
やっくん
(うわあ、めんどうくさいのに絡まれたぞ。だまって素通りしよう。)
謎の薬剤師X
待つのぢゃ!(がしっ)
やっくん
ひえっ・・・。
(しかも、なんか、あからさまな博士?長老?的な口調だよ。ウワサになってるとか言われても、ぼく友達いないから知らないし・・・・・)
謎の薬剤師X
やっくん、今日の懇親会見ておったぞ。ずっと“ぼっち”ぢゃったな。
やっくん
・・・・・・・・・・・・。
謎の薬剤師X
今回だけじゃないぢゃろ。いつもぼっち。
そうぢゃな?
やっくん
そ、その通りだよっ!
悪いか、こんちくしょーめ!
謎の薬剤師X
別に悪くはない。
ぢゃが、この状況を変えたいと思っておるのではないのか?

懇親会には、どうしてひっきりなしに声をかけられている薬剤師と、そうでもない薬剤師がいるのか。
自分も学会リア充になって懇親したい。そう思っておるのではないのか?

やっくん
!?
謎の薬剤師X
それには、ちゃ~んと理由がある。
やっくん、おぬしも変わることができるのぢゃよ。

薬剤師としての“キャラ”が立っている人は、たくさんの薬剤師に愛されて支持される! の法則

謎の薬剤師X
うおっほん。
やっくん
(急にめがねをかけだしたぞ。説教でもはじめる気かな。やだなあ)
謎の薬剤師X
懇親会会場で、食事をする間もないほど多くの人と交流している薬剤師。
彼ら、彼女らには共通点がある。
分かるかのう?
やっくん
その日の学会で、シンポジウムとか口演とかで発表していた演者だっていうこと?
謎の薬剤師X
うむ。まあ、半分正解ってとこぢゃな。
やっくん
う~ん・・・・・・。
謎の薬剤師X
学会で演者を努めるような人は、どういう人か。

それは、薬剤師として秀でた何かを持っている人だということぢゃ。

「ぼくは在宅医療の分野が得意です」
「検体測定について詳しいです」
「薬剤師だけど栄養指導もできます」

と自分の強みを持っている薬剤師ということぢゃな。

やっくん
そこに至るまで、多大な努力や、豊富な実績を積んできた薬剤師ということだね。
謎の薬剤師X
それが、その薬剤師を輝かせる個性となる。そして、多くの人を惹きつけるわけぢゃな。
やっくん
なるほど。

その人にしかない際立った個性を持っている薬剤師、つまりキャラが立っている薬剤師は多くの人を惹きつけることができる。

そして、みんなに親しまれて、愛される薬剤師だっていうことなんだね。

謎の薬剤師X
その通りぢゃ!!
ヒロアカの緑谷少年の個性しかり。

個性、キャラクターはその人の努力と汗のうえに成り立っている。

敬意をもって親しむべし。

※なぞの薬剤師Xの愛読書「週刊少年ジャンプ」で連載中の「僕のヒーローアカデミア」のこと。緑谷少年はその作品の主人公。

じゃあ、今現在、これといった個性のない薬剤師はどうすればいいのか

やっくん
そこんとこどうなの?
謎の薬剤師X
さっき、自分でも言っておったぢゃろう。

ほかの薬剤師にはない何かを身につける。

つまり、セルフブランディングして、なりたい自分に近づく努力をすることぢゃな。

やっくん
せ、せるふ・・・・?

セルフブランディング
自分のパーソナリティを一種のブランドとして認知させる一連の取り組みを指す語。自分自身についてのプロモーション活動を行い、認知度やイメージの向上に努め、顧客の期待以上の品質で仕事をする、などの取り組みを通じて行われる。
(weblio「実用日本語表現辞典」より)

謎の薬剤師X
かかりつけ薬剤師を例に考えてみようかの。

自分の周りで、かかりつけ薬剤師として患者さんを大勢抱えている薬剤師を思い浮かべてみてほしい。

患者さんの信頼を得て、患者さんから愛されている薬剤師は、どんな薬剤師ぢゃ?

勉強だけできる薬剤師ではなく、患者さんに親身になったり、例えば食事のアドバイスが的確だったり、なにかプラスアルファの個性がある人物ではないかの?

やっくん
そうかも。
謎の薬剤師X
「セルフブランディング」の第一歩。

それは「こうありたい自分」を意識して、自分が相手にどう思われたいか、どう見られたいかを考えたうえで行動を変えてみることぢゃ。

おバカタレントで売り出していたアイドルが、結婚してこどもを産んだあとに良妻賢母っぷりを発揮して、ぐんぐん好感度をあげて人気ママタレになることがあるぢゃろ。

中身は同じ人間なはずなのに、自分をどう見せたいか、立ち居振る舞いを意識することで、それを受け止める人の中でのイメージが変わっていく。そんな感じぢゃ。これを意識し、近づくための努力をし続けるということぢゃな。

SNSやブログを使ってセルフブランディングしてみよう

謎の薬剤師X
さて、そろそろ初めの問題に戻ろうかの。

学会の懇親会で脱ぼっちする方法ぢゃが、SNSやブログなどを使って「なりたい自分になるために、自分がどんなことに興味関心があるのか」を発信してみるのがおすすめぢゃ。

やっくん
どうして?
謎の薬剤師X

共通の興味を持つ薬剤師におぬしのことを知ってもらうためぢゃ。

やっくん
なるほど。
謎の薬剤師X

ただし、ここで注意しなければならないのは、

「ぼく、こんなことしてまーす! ぼくってすごいでしょ?」

という自慢に留まり、読み手に何の特にもならない情報発信を垂れ流すのは逆効果だということ。

なりたい自分になるための学びを通して、どんなことを知ったのか、どんなスキルが身について、それがほかの薬剤師や患者さんにどう役に立つのかを発信して欲しい。

人に役立つ情報を発信し続けることで、その情報に触れた誰かはきっと、少しずつやっくんに親しみを感じるようになるはずぢゃ。

そうすれば「なりたい自分」に一歩近づいたことになるんじゃないかの。

やっくん
わかった、やってみる!
なんかやる気がわいてきたよ。
数日後の、やっくん

自己研鑽を重ね、ブログで情報発信を続けたやっくん。

コメントをつけてくれる友達ができて、とうとう、とある医療関係者向けのセミナーの懇親会で名刺交換に成功!!

やっくん
ぼっちじゃない懇親会楽しい!
ひゃっほう!
まとめ

セルフブランディングをして強みを作り、キャラができてくると、そんな自分を支持してくれる人が少しずつ出てくるから、人の輪が広がって楽しいよ!

患者さんとの信頼関係を構築するときにも、応用できるよ!

おしまい

※本記事に使用したアイコンは、GOMICON MAKERというアプリを使って作りました。イラストが描けなくてもアイコンが作れるなんて、良い時代になったもんだ。