第20回日本在宅医学会:ランチョンセミナーと企業展示ブースの連携で新しい処方元・ファン創出が可能に!?
こんにちは、薬剤師ライターの高垣です。
取材、運営側として参加することが多いランチョンセミナーですが、今回は純粋に学会参加者として聴講してきました!
今回聴講したのは「在宅でも使える、安全で速効性あり! 円皮鍼治療」。
演者は給田ファミリークリニックの樫尾明彦先生です。
これまでに数々のランチョンセミナー、イブニングセミナー、モーニングセミナーと、製薬メーカー様や医療機器メーカー様の共催セミナーの運営側として参加してきたわたしが、今回ディスポーザブル鍼灸鍼メーカーのセイリン株式会社様のランチョンセミナーを受講した理由は一つ!
現在、わたしが力を入れて勉強している東洋医学がテーマのセミナーだったからです。
セイリン株式会社様のランチョンセミナーのすごかったところ
ズバリ、演題のタイトルにある「円皮鍼治療」をサンプルを使いながら実践できたことです!
グループワークをメーンにする演題以外で、このような実践型・参加型のセミナーを受けることができるとは思いませんでした。
実際に円皮鍼のサンプルに触れることで、鍼治療がぐっと身近に感じられました。
あ、ちなみにお弁当はこんな感じでした。
ごちそうさまでした。
実践型の共催セミナーは、新しい処方元をつくるきっかけになるかも!?
ランチョンセミナーや、イブニングセミナーって、お弁当食べたら、さっさと退室してしまう参加者が少なくないですよね・・・。
つまり、共催側にとってはせっかくの処方元、未来の顧客を逃してしまうという、残念なことになっていると思うのです。
今回、セイリン株式会社様のランチョンセミナー終了後に企業展示ブースに行って驚いたのは、ブースに人だかりができていたことでした。
むむっ。
ランチョンセミナーで新しいファンを作ったということなのか!????
わたしが推測した参加者の心に起こった変化は下記の通り。
ランチョンセミナーでサンプル鍼を使ったことがフックとなり、「円皮鍼治療って面白いかも!」という意識作りができた
↓
講演中に、鍼や、電気式のお灸のデモ機を企業ブースで展示していることをさりげなく演者の先生がアナウンス。
↓
ちょっと行ってみようかな・・・、と思った参加者が展示ブースに殺到。
ランチョンセミナー直後、企業展示ブースが集まる会場に行ってみると、明らかにほかのブースには見られないほどの人だかりがセイリン株式会社様のブースにできていました。
なにがフックになり、参加者に行動を起こさせたのだろう・・・。
はっきりとは分かりませんが、あのランチョンセミナーに参加者を動かす要因がなにかあったのだろうな・・・と思いました。
(ちなみに、その混雑のせいで、わたしは残念ながらデモ機を試すことができませんでした・・・。無念。)
ランチョンセミナーの時点では、まだ参加者はファンではない
ですが、セミナーの内容を工夫して、企業展示ブースへの動線をうまく作ることで、新しいファン、処方元を作ることにつながるのかもしれません。
ときどき運営側になるわたしにとって、今回のセイリン株式会社様のランチョンセミナーと企業ブースの連携は、とても勉強になりました!