国際中医師の勉強にも役立つかも?!『「いつもなんか不調」がすっと消える手当て』

東京薬科大学薬学部中国医学研究室准教授。東西薬局の薬剤師で国際中医師(国際中医専門員)でもある猪越英明先生がサンマーク出版からご本を上梓されました。

タイトルは『「いつもなんか不調」がすっと消える手当て』です。

私が猪越先生に初めてお目にかかったのは東京薬科大学の中国医学実践講座上級コースの最終講義のとき。婦人科の講義でした。

女性が年とともに感じる不調は老いと若さを司る「腎」と、栄養を体のすみずみに送り届けてくれる血液を蓄える「肝」が衰えていることを「西太后が晩年まで若々しさを保っていた理由」と絡めるなど、豊富な例えばなしを用いてお話してくださいました。あっという間の2時間でした。

『「いつもなんか不調」がすっと消える手当て』では、加齢によって感じる「なんとなく調子が悪い」病院に行くまでもない不調に対する手当の方法が中国の伝統医学の考えに基づいて丁寧に、分かりやすく解説されています。

漢方の専門薬局で高価な漢方薬を購入したり、特別なアイテムをそろえる必要は全くありません。

日々の食事や睡眠のとり方などの工夫をすることで「なんか不調」がいつの間にかすっと消えていく方法が紹介されています。しかも加齢のスピードをゆっくりにできる方法でもあります。

特に「腎」と「肝」についてはかなり分かりやすく書かれているので、中医学を勉強中の人にもぴったりです!